スシローは2025年12月6日、中国・上海に初めて出店し、2店舗を同時オープンしました。初日は約700組が来店し、最大14時間待ちとなるほどの盛況でした。
出店概要
- オープン日:2025年12月6日(土)
- 店舗名と場所:
- スシロー上海環球港店(上海市普陀区中山北路3300号 上海環球港4F)
- スシロー中山公園龍之夢店(上海市長寧区長寧路1018号 龍之夢購物中心7F)
- 運営会社:フード&ライフカンパニーズ(本社:大阪府吹田市)
初日の反響 - 開店直後から約700組が行列し、最大で14時間待ちの大盛況。
- 待ち時間は10時間以上に及んだとの報道もあり。
- 人気の理由は「比較的安くおいしい寿司が食べられる」という点で、1皿10元(約220円)が中心価格帯。
背景と展開 - スシローは2021年に広東省広州に中国本土1号店を開業。
- その後、北京や蘇州などに展開し、今回の上海進出で中国本土の店舗数は71店に拡大。
- 会社は「海外事業の拡大」を中期経営計画の重点課題に掲げており、中華圏・東南アジア・北米などでさらに出店を進める方針。
上海は中国最大の経済都市であり、今回の出店はスシローのグローバル戦略において大きな一歩です。日本で培った「うまさ」と「価格以上の価値」をそのまま届けることを目指しており、今後もアジアを中心に拡大していく見込みです。
スシローの上海進出は、単なる飲食店の出店以上に「日本の外食文化が中国都市部でどれだけ受け入れられるか」を示す象徴的な出来事ですね。
スシローの中国・上海初出店は大盛況でしたが、その背景には「台湾有事」をめぐる日中関係の緊張があり、外食産業を含む日本企業の中国展開に影響を及ぼす可能性があります。
🥢 スシロー上海出店と日中関係
- 2025年12月6日、スシローは上海に初出店。最大14時間待ちの行列ができるほど人気を集めました。
- しかし同時期に、高市首相が「台湾有事は存立危機事態になり得る」と国会で答弁。これに中国が強く反発し、訪日自粛要請や水産物輸入停止などの対抗措置を取っています。
- スシローのオープンはこの緊張の最中に行われ、政治的な摩擦があるにもかかわらず消費者の支持を得た点が注目されました
⚠️ 台湾有事がスシローに与える可能性のある影響
- 食材調達リスク
- 中国はすでに日本産水産物の輸入を停止しており、寿司チェーンにとっては原材料調達に影響が出る可能性。
- 消費者心理
- 政治的緊張が続けば「日本ブランド」に対する不買運動や規制が強まるリスク。
- 事業展開の制約
- 商用ビザ制限や投資抑制が広がれば、中国市場での店舗拡大計画に支障。
- サプライチェーン全体への波及
- 台湾は世界の半導体供給拠点。台湾有事で物流や経済インフラが混乱すれば、POSシステムや店舗運営にも影響が及ぶ可能性。
🌏 広い視点での意味
- スシローの上海進出は「日本の外食文化が中国都市部でどれだけ受け入れられるか」を示す象徴的な出来事。
- しかし台湾有事が現実化すれば、外食産業も含めた日系企業の中国事業は政治リスクに直面することになります。
- 専門家は「中国は軍事だけでなく経済・サイバーを組み合わせて圧力をかける」と警告しており、日本企業はリスク分散が不可欠とされています。
まとめると、スシローの上海出店は成功を収めたものの、台湾有事をめぐる緊張が長期化すれば、食材調達・事業拡大・消費者心理に影響が及び、外食産業全体が政治リスクにさらされる可能性があります。

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