主要企業の冬のボーナスは、2025年末時点で平均約95.7万円となり、1970年の統計開始以来の“過去最高額”を2年連続で更新しています。
📈 何が起きているのか
厚生労働省の発表によると、2025年末の民間主要企業の平均妥結額は95万7184円(前年比7.37%増)で、前年に続き最高額を更新しました。
背景には以下の要因があります。
- 賃上げの加速:春闘以降の賃上げが広く浸透
- 企業業績の回復:製造業・非製造業ともに堅調
- 人手不足による待遇改善圧力
🏭 業種別の特徴
21業種中17業種で前年を上回り、特に伸びが大きかったのは:
- 造船:118万5378円(+24.11%)
- 建設:108万8584円(+12.27%)
- 自動車:107万9334円(+3.90%)
🧭 これからどうなる?
賃上げの流れは続いており、2026年以降もボーナス水準が高止まりする可能性があります。ただし、物価上昇や企業の投資負担も大きく、全業種が同じペースで伸びるとは限りません。
🍽 外食産業のボーナス水準はどうか
結論:主要企業の“最高更新”とは対照的に、外食産業のボーナスは全体として依然低めで、業界全体で大幅増という傾向は見られません。
外食は人件費率が高く、利益率が低いため、ボーナスが出ない企業も珍しくありません。
外食業界の平均ボーナス
- 外食産業は全産業平均(約39万円)より低い傾向が強い
- 個人店・中小企業では「支給なし」も多い
- 大手チェーンは比較的安定して支給されるが、製造業のような高額にはなりにくい
大手外食チェーンのボーナス例
| 企業名 | 年間ボーナス目安 | 備考 |
| 松屋フーズHD | 約101万円/年 | 外食ではトップクラス |
| 日本マクドナルド | 約93万円/年 | 店長クラスで増える |
| ハイデイ日高(日高屋) | 約85万円/年 | 安定した支給 |
※年2回合計の年間額。職種・役職で大きく変動。
外食産業がボーナスを伸ばしにくい理由
- 利益率が低い(食材費・人件費・光熱費の比率が高い)
- 人手不足で固定費が増加
- 価格転嫁が難しい(値上げに敏感な業界)
- 店舗数拡大より効率化が優先される局面が多い
🔍 まとめ
- 主要企業の冬ボーナスが“2年連続最高更新”というニュースは、製造業・建設・自動車などの大企業中心
- 外食産業はその波に乗れていないのが現状
- ただし、大手チェーンは比較的安定して支給されている

No responses yet