2026年の春闘は1月27日に事実上スタートし、経団連と連合が「5%以上の賃上げ」を共通目標として確認しました。名古屋を含む全国の企業・労組で、これから3月の集中回答日に向けて本格交渉が進みます。
🌸 2026年春闘の最新ポイント
1. 今年の賃上げ目標
- 大企業:5%以上の賃上げを目指す方針
経団連会長が「社会的責務として先導役を果たす」と発言。 - 連合:5%以上を交渉の共通基盤に
物価高を上回る賃上げを重視。
2. 中小企業の課題
- 労働者の約7割が働く中小企業では、
業績改善が追いつかず、人材確保のための賃上げが負担に。 - 大企業との格差是正が今年も大きなテーマ。
3. 春闘のスケジュール(2026年版)
- 1〜3月上旬:要求書提出・交渉本格化
- 3月中旬:集中回答日(ヤマ場)
- 4月以降:妥結・賃金改定反映
🔍 名古屋の企業への影響は?
名古屋は製造業・自動車関連企業が多く、
- 金属・自動車系の賃金カーブ維持分や職種別賃金データがすでに公表されており、
これらが地域企業の交渉基準に影響します。 - トヨタ系サプライヤーを中心に、中小企業の賃上げ余力が焦点になりやすい年です。
飲食業界の2026年春闘は、深刻な人手不足と物価高を背景に“賃上げ圧力が最も強い業界のひとつ”と位置づけられています。連合は非正規を含めたサービス・飲食分野で7%前後の賃上げ目安を掲げており、他業種より高い要求水準です。
🍽️ 飲食業界の2026年春闘:何が起きている?
1. 賃上げ要求は「高め設定」
飲食・サービス業は
- 非正規比率が高い
- 最低賃金の影響を強く受ける
- 人手不足が慢性化
という構造から、連合は
- 非正規:7%アップ目安、時給1,300円以上(勤続5年以上は1,450円以上)
という高い基準を提示しています。
これは製造業などの5%目安よりも高く、飲食業界の賃金改善が急務であることを示しています。
2. なぜ飲食業界は賃上げが必要なのか?
● 人手不足が限界レベル
コロナ後の需要回復に対し、働き手が戻らず、
「時給を上げないと採用できない」 状況が続いています。
● 物価・原材料費の高騰
食材・光熱費の上昇が続き、
価格転嫁が不十分な店舗ほど賃上げ余力が小さいという課題があります。
● 中小企業が多く、交渉力が弱い
飲食店の大半は中小・個人経営で、
春闘の枠組みに入らない企業が多いため、
実際の賃上げ率は大企業より低くなりがちです。
3. 2026年の注目ポイント
★ ① 賃上げ率はどこまで上がるか
専門機関の予測では、全体としては 4%台後半〜5%前後 が見込まれていますが、
飲食業界は人手不足の影響で それ以上の上昇圧力 がかかる可能性があります。
★ ② 価格転嫁が進むか
連合は「価格転嫁チェックリスト」を公表し、
中小企業が適正な価格で取引できるよう支援しています。
★ ③ 非正規の待遇改善
飲食業界は非正規が多いため、
時給引き上げ・処遇改善が春闘の中心テーマになります。
📍 名古屋の飲食業界への影響
名古屋は外食チェーンの店舗数が多く、
- アルバイト時給の上昇
- 人材確保のための待遇改善
- 価格改定の加速
が特に顕著になりやすい地域です。

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