ホンダの三部敏宏社長は、2026年3月期に“上場以来初の最終赤字(約4,239億円)”となったことを受け、6月26日の株主総会で深く謝罪しました。 赤字の主因は EV戦略の見直しに伴う巨額損失(1.5兆円規模) で、社長は「深くおわび申し上げます」と述べています。
🔍 何が起きたのか(要点)
- 2026年3月期:最終赤字 4,239億円(1957年上場以来初)
- 原因:EV戦略の見直しによる巨額の構造改革費用
- 次世代EV「0シリーズ」一部中止
- EV投資負担、中国勢との競争激化
- 三部社長が株主総会の冒頭で謝罪
- 「心配とご迷惑をかけ、深くおわび申し上げます」
- 取締役11人は再任・新任含め承認
- 2027年3月期は黒字(2600億円)への回復を見込む
📉 なぜ赤字になったのか(背景)
- EV市場の減速と競争激化
- EV開発の見直しに伴う 90億ドル(約1.5兆円)超の費用
- 一部EVモデルの開発・販売中止
- 北米・中国市場での競争環境悪化
📌 社長の姿勢と今後の方針
- 「ホンダをいち早く成長軌道へ戻す」
- EVとソフトウェア領域を強化
- 日産との協業も「発表間近」と言及
🚗 ホンダのEV戦略はどう変わるのか(要点)
1. 北米EVの大幅縮小(3車種の開発中止)
- 「Honda 0 SUV」「Honda 0 Saloon」「Acura RSX」 → 北米向けEV3車種の開発・発売を中止。
理由:
- 米国でEV補助金見直し・規制緩和 → EV市場の伸び鈍化
- このまま発売すると 将来損失が拡大するリスク
2. HEV(ハイブリッド)を主力に再強化
- 北米EV縮小で浮いたリソースを HEVへ再配分
- 日本・米国・アジアで 次世代HEVの投入を加速
ホンダは長年HEV技術に強みがあり、 短期的な収益改善はHEVが最も確実 と判断。
3. EVは“長期視点で柔軟に”投入へ
- EV化はやめないが、需要と収益性を見ながら段階的に
- 中長期戦略は「後日発表予定」
つまり、 「急いでEVを出す」から「勝てる領域に絞ってEVを出す」へ転換。
4. アジア・インド市場を強化
- インド:モデル拡充・コスト競争力強化
- アジア:次世代HEV投入で競争力回復
5. 事業体質の改善(固定費削減)
- EV投資で膨らんだ固定費を 事業規模に合わせてスリム化
🔍 なぜここまで大きく戦略転換したのか?
- 米国政策の変化:EV補助金縮小・化石燃料規制緩和
- 中国EVメーカーの台頭:SDV(ソフトウェア定義車)で優位
- EV開発にリソースを割きすぎてアジアで競争力低下
- EV3車種を出しても赤字拡大の恐れ
📈 今後のホンダはどうなる?
短期(〜2027)
- HEV中心で収益回復
- EVは限定的に投入
中期(2028〜)
- SDV(ソフトウェア)領域を強化
- EVラインナップを再構築
- 日産との協業が鍵になる可能性も(発表間近と社長が言及)
長期(2030〜)
- カーボンニュートラル目標に向けてEV比率を再び高める
- ただし“無理なEV拡大”は避ける方針
🧭 まとめ:ホンダは「EV一本足」から「HEV+EVの現実路線」へ
ホンダはEV戦略を“撤退”したわけではなく、 「勝てるタイミングまでEVを温存し、HEVで体力を戻す」 という極めて合理的な方向へ舵を切りました。
ホンダという大企業が大赤字。トヨタとの明暗がくっきりと出てしまった。 こんな差がでるのってなにが原因なんでしょうか。頑張れホンダ!
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